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LAV ⅢC6 RWS のバックアップ(No.1)
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武装と能力
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| 座席 | 兵装 | 弾数 | 装填 時間 | 備考 | |
| 1 | 操縦手 | カウンターメジャー | |||
| 煙幕展開装置 | 30秒 | - | 車体側面から継続的に煙幕を展開することによって敵よる捕捉をかく乱させる。 | ||
| 物資の積み下ろし | |||||
| 弾薬の補給 | - | - | この車両から歩兵が直接弾薬を補給もしくはFOBに弾薬を補給できる。 | ||
| 2 | 砲手 | メインウェポン | |||
| M242 Bushmaster M919 APS | 120 | - | 25mmBushmaster砲からAPSを発射する。軽装甲車両から同等程度の装甲をもつ歩兵戦闘車クラスまで、ある程度の装甲車両に対して有効。 | ||
| M242 Bushmaster MK210 HEI | 120 | - | HEI(焼夷榴弾)。歩兵に対してはかなりの威力を発揮するが車両に対しての威力は期待できない。 | ||
| サブウェポン | |||||
| M240C 7.62mm機関銃 | - | - | 同軸機関銃。 | ||
| カウンターメジャー | |||||
| 76mm4連装発煙弾発射機×2 | 2 | - | 煙幕を発生させる擲弾を砲塔から180度にわたって一斉に射出することによって敵による捕捉をかく乱させる。 | ||
| オプティクス | |||||
| Raven sight system | - | - | 2段階にズームする光学照準サイト。 | ||
LAV UP(アップグレード版のUP)またはLAV 6.0は、General Dynamics Land Systems社によって開発されたカナダ版LAV Ⅲ Kodiak装甲兵員輸送車のアップグレードバージョンである。2009年に発表されたアップグレードの内容は、アフガニスタンにおける戦闘でカナダ軍が得たデータに基づいている。アフガニスタンでカナダ軍は13輌のLAVを失い、159輌以上が路傍爆弾(IED)または敵の砲撃によって損傷した。カナダ陸軍の装甲車の強化、交換、修理の予算として発表された50億ドルのうち、約20%がLAV Ⅲのアップグレードに使用されることになった。 2011年、General Dynamics Land Systems社は550輌のカナダ軍LAV Ⅲをアップグレードする契約を獲得した。 2012年に契約が変更され、コヨーテ偵察車両に代わる追加の偵察型LAVが66両提供されることになった。最初にアップグレードされたLAV 6.0は2015年にカナダ軍に納入され、これら616台の車両はすべて2017年まで納入されることが計画されていた。LAV6.0は2035年まで稼働し続けることが計画されている。LAV6.0とその改修バージョンは海外顧客向けの輸出車両として提案されている。
アップグレードされたLAV 6.0とLAV Ⅲの最も顕著な違いは、車体底面の二重V字型構造である。これは地雷やIEDからの乗員の保護を改善するために追加された。乗員とは輸送される歩兵は、爆発エネルギーを吸収する座席によって保護される。車体の基本装甲は、オリジナルのLAV Ⅲと同じSTANAG 4569レベルⅢで、7.62×51mmのNATO小口径弾から車体全周を防御できる。また、セラミックアップリケ装甲(MEXAS)を追加することも可能である。これは152mm榴弾の空中炸裂と500m先から14.5×114mm弾を防御するもので、車体側面と上面を覆うように装着できる。おそらく装着された状態で常時運用されているものとみられる。2008年12月、カナダ政府はEODC Engineering, Developing and Licensing Inc. と8,150万カナダドル相当の契約を締結した。この装甲キットは、IED、HEAT弾、30mm口径徹甲弾に対する保護を強化することを目的としている。これにより、一部の情報源は前部装甲は最大30 mm機関砲弾からの攻撃に耐えることができる主張している。
また、対戦車ロケット弾からの防護のために、車体全周にスラットアーマーを取り付けることができる。車両には自動消火およびNBC防護システムが装備されている。現在、LAV 6.0は世界で最も高い装甲防護力を持つ装甲兵員輸送車の1つと言われている。
武装はM242ブッシュマスター25mmチェーンガンと同軸の7.62mm機関銃で武装している。砲塔の上には、さらに5.56mmまたは7.62mm機関銃が1挺配置されている(SQUADでは装備されていない)。また、砲塔の両側に4つの連装76mm発煙弾発射機を装備している。
LAV Ⅲから火器管制システムが改良されている。改良により統合標的検出・認識・識別システムを搭載し、標的の射程距離や交差速度を自動的に補正することができる。砲塔照準器も改良され、新型サーマルサイトは射程距離を延長させた。そのため、車両の全体的な監視能力が向上した。砲手は1.2kmの範囲でマンターゲットを発見することができる。
乗員は車長、砲手、操縦手を含む3人で構成されている。また6-7人の歩兵を収容することができる。歩兵は一体型のドアを備えたリアランプを介して車両から出入りする。搭乗する歩兵が兵員室から身を乗り出して発砲したり横転した際の緊急脱出のためのルーフハッチが兵員室上部にある。
LAV 6.0のエンジンは初代LAV Ⅲの350馬力に対し、450馬力を発揮する。またドライブトレインとサスペンションのアップグレードを行い、エンジンパワーの向上と重量の増加を両立させた。重量の増加にもかかわらず、アップグレードされたLAV 6.0は、オリジナルのLAV Ⅲ Kodiakの機動力に匹敵するものとなっている。LAV 6.0は水陸両用ではない。
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