40x46mm低初速グレネードランチャーSL40は、以前からオーストラリア国防軍に配備されており、主に分隊やセクションレベルの歩兵内でF90(EF88の製品名)サービスライフルに取り付けられるモジュラーアンダーバレルグレネードランチャー(UBGL)として使用されている。2014年にF90ファミリーのライフルに初めて採用されたのは、オーストリアのシュタイヤー社製ランチャーSL40(SL40はGL40の派生型)である。当初の設計コンペは、シュタイヤーGL40と、同じくオーストリアの軍需企業であるマドリッチュ・ウェポン・テクノロジーML40AUSとの間で行われていた。コンペの結果、シュタイアーの設計が採用され、統合されることになった。 SL40はシングルバレルのブリーチローディング式グレネードランチャーで、バレルを左に傾けて弾を出し入れする。このため、ホワイトスタークラスター(照明弾)や群衆統制弾(非殺傷)など、M203に収まらない非標準の40mmグレネードも使用できる。銃身は銃口の右側にあるヒンジで回転する。銃身を外すには、左側面のセイフティセレクターのすぐ上にあるラッチを押す(上を向くとFire、射手側を向くとSafe)。このセイフティセレクターは両利き用だが、バレルの回転とラッチ機構は両利き用ではないため、SL40の使用は右利きのユーザーはサポートハンド、左利きのユーザーはファイアハンドに限定される。
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