Squadの建築システム•戦術について深掘りするページ
SquadにおいてFOBはまず間違いなく勝敗の要となります。 まずHUBと弾薬箱の建設により、兵士の迅速なスポーンと弾薬の補充を約束します。 さらにHUBを含む建築物は堅牢で、数多の銃弾や機関銃、多少の戦車砲や砲爆撃を耐えて兵士を守ります。 建築物を効果的に利用すれば、敵のアーマーに対して効果的に対処することもできます。 しかし、FOBは喪失すると10チケットを失います。 また、建築のためには大量の物資が必要です。 そのため、効果的な建築を行い、兵員を配置して防衛する必要があります。
FOBはSquadのゲーム中多くの場面で設置されますが、その用途は主に攻勢用と防衛用に分けることができます。 FOBはHUBによるスポーン地点としての機能を利用することがほとんどであるため、前者は攻勢HUB、後者は防衛HUBと呼ばれることが多いです。 攻勢HUBは、敵の防衛拠点を攻撃して奪取するための橋頭堡として設置されることが多いです。特に、事前砲撃や襲撃を含む大規模な攻勢の際に設置され、チームの攻勢を強力にバックアップします。 対して防衛HUBは、すでに奪取した拠点周辺に設置し、敵の攻勢を撃退するための砦として設置されます。防衛HUB無しでは、長時間の拠点防衛は困難を極め、容易に奪取されてしまうでしょう。 攻勢HUBと防衛HUB、この二つには設置・運用において大きな差があります。 もし運用を間違えてしまえばチームの攻勢は失敗し、逆に防衛拠点はいとも簡単に奪取されてしまうでしょう。 そして、その責任は兵士ではなく、それを率いる分隊長や指揮官にあります。
孫子の「兵法」には、 「故に兵は拙速を聞く、未だ功の久しきを覩(み)ざるなり」 という言葉があります。これには、戦争は、作戦が多少雑であっても、迅速に行動して勝利を得ることが肝要である。とする考え方を表しています。 攻勢を継続できる時間には限界があります。物資にも限界があるでしょう。そのため、攻勢を行うときは多少乱雑でも迅速に行動することが望ましいのです。 そのため、攻勢HUBはできる限り迅速に設置しましょう。ちんたらしていると、敵の偵察に発見されてしまう可能性があります。 攻勢HUBの設備は最低限で十分です。攻勢HUBに使用する建築物資はHUBと弾薬箱のための600ポイント、予備で100ポイントもあれば十分です。 弾薬物資は、他にあえて建築物資を載せる理由がなければ、詰められるだけ詰めておきましょう。兵士の弾薬補充に役立ちます。 また、攻勢HUBは通常、単一で十分です。たぶん二個も作るくらいならさっさと突撃したほうがいいです。助攻や迂回のためでもラリーポイントの方が適しています。
クラウゼヴィッツは「戦争論」において、 「用兵において防御は、それ自体が攻撃よりも強固だ」 と述べています。これは、防御側は地形による効果を有効活用できること、事前準備により火力を集中できること、戦場を自由に設定できることなどが理由として挙げられます。 しかし、攻撃側の「攻撃を行う時間と方法を自由に決定できる」という確たる利点により、防御側が敗北する例も少なくありません。そのため、効果的な防衛を行うためには、強力に陣地を強化する必要があります。