FOB建築術指南 のバックアップ(No.9)

Squadの建築システム•戦術について深掘りするページ

FOB・建築物の重要性について Edit

SquadにおいてFOBはまず間違いなく勝敗の要となります。
まずHUBと弾薬箱の建設により、兵士の迅速なスポーンと弾薬の補充を約束します。
さらにHUBを含む建築物は堅牢で、数多の銃弾や機関銃、多少の戦車砲や砲爆撃を耐えて兵士を守ります。
建築物を効果的に利用すれば、敵のアーマーに対して効果的に対処することもできます。
しかし、FOBは喪失すると10チケットを失います。
また、建築のためには大量の物資が必要です。
そのため、効果的な建築を行い、兵員を配置して防衛する必要があります。

設置物について Edit

FOBラジオ Edit

FOB radio.png
分隊長と分隊員、ロジスティックス車両が周辺にある状態で設置できるFOBの中核。
ここを完全に解体されると、遮蔽物以外の建築物は全て破壊され、10チケットを失う。
耐久力は高くないので、極力野晒しは避けよう。
また、ブリーディングという特殊な解体プロセスが存在する。

HUB Edit

HUB.png
一定以上損壊していないかつ、周囲に敵兵士が3人以上いない時に、即時スポーン可能なスポーン地点として機能する。
建設に必要なコストは通常500かつ、一つのFOBには通常一個しか設置できない。
ラジオと共にFOBの中核を担う。
それ自体が堅牢なバンカーであるため、砲撃に晒された時は頼りになる。
スポーン時に弾薬は補給してくれないので注意が必要。

弾薬箱 Edit

Ammo crate.png
FOBに入っている弾薬ポイントを消費して、兵士の装備補給とロール変更を行うことができる。
建築コストは100で、HUBとセットでHUB周辺に建てることが多い。
特に多くの弾薬を消費するAT兵は頻繁に利用することになるため、特に防衛の際はより前線付近に建て増しておくことをおすすめする。

ハスコバンカー Edit

Hasco Bunker.png
ある程度の銃撃や砲撃に耐える個人向けのバンカー。コストは150。
正面方向にはカモネットが施され、外に対する一方的な視認を提供する。
土のうと比べ耐久力が高く、迫撃砲や戦車主砲の直撃であっても一定の耐久力を示す。
それに引き換え、正面以外に対する視界は悪く、背面はガラ空きなので、回り込まれない位置に建築する必要がある。

ハスコブロック Edit

Hasco Block.png
その名の通り、ハスコ土のうの四角いブロックである。
耐久が高いハスコ防壁シリーズの中で一番少ないコスト50であるが、ただの立方体であるゆえその防護面積はあまりにも小さい。
よってあまり使用されないことが多い建築物である。しかし、比較的低いコストやその特徴のため、対車両障害物としてかなり効果的である。
ハスコブロックを道路周辺に三角形状に配置することで車両の突撃を足止めすることができる。
足が止まったところを射撃できるように戦力も配置しておけばそのまま撃破することができる。

ハスコウォール Edit

Hasco wall.png
銃撃や砲撃に強い大型の防護壁。
ハスコブロックに比べ防護面積は6倍ほどに大型化、コストは3倍、150となっている。
兵士が乗り越えることは出来ず、車両の突進や砲撃にもよく耐える。しかし、コストや建築時間が多いため、要所に設置することが望ましい。
また、壁の内側からの視認性も悪く、むやみに建てるべきではない。

間接射撃用バンカー Edit

Indirect-fire shelter.png
兵士を砲撃や爆撃から守る頑丈なシェルター。建築コストが300もかかり、建築にも時間がかかるため、作られることは少ない。
FOBを作る際、周囲にロクな障害物がなく、砲撃に耐えかねる際に設置するといい。

土のう(土のう、銃眼付き土のう、円形土のう) Edit

Sandbag.pngSandbag3.pngSandbag4.png
オーソドックスな土のう。コストは全て25であり、とても安価。そして安価な割にはそこらの壁より頑丈で、たいていの銃撃は通さない。
カバーする面積もハスコ防壁に比べ広く、総じてコスパがとても良い。
また、銃眼土のうの銃眼にはカモネットがついており、一方的な銃撃が行える。
円形土のうは側面に対するカバーがなされており、周縁部や個人用陣地に適する。
土のうはすでに完成した土のうの上に積み上げて建築できるため、2、3段ほど重ねれば立っていても姿を隠せる。
ただし、各種砲撃や爆撃、戦車砲の榴弾などに対してはとても無力なので、注意が必要である。

梯子 Edit

ludder.png
なんの変哲もない梯子。コストは25。なぜか異常に建設が早い。
屋根の上に登って撃ち下ろす際に有用である。

鉄条網 Edit

Barbed wire.png
通り抜けようとするとダメージを与え、大幅に移動速度を低下させる建築物。コスト15でとても少ないため、たくさん設置できる。
地域の封鎖や移動の妨害、敵の誘導などに効果的に使用できる。
コストが安い分砲爆撃によって破壊されやすいため、消耗も多い。
射撃陣地と組み合わせるととても強力である。

監視塔 Edit

Ovserve tower.png
カモネットで覆われた大型のハスコタワー。コストは圧巻の600。
おいそれと建てられる建築物ではない。その代わり、本体の防御力自体もとても高いので、全方位射撃可能なバンカーとしても活用できる。
コストに見合う働きをさせることができる場面は限定されるが、平地にFOBを建設する際や、道路などの良い視界が取れる地点がある際に建設することで敵の攻撃を察知することが可能である。

重機関銃三脚 Edit

HMG tripod.png
陣営ごとに異なるデザインの50口径機関銃が三脚で配備される。建築コストは150。
重機関銃の火力は軽車両をいとも簡単に破壊し、側面ならば歩兵戦闘車にもダメージを与えることができる。
対人は言わずもがな、さらに重機関銃で撃たれた兵士は蘇生猶予時間が短くなる。よって、刺されば分隊を丸ごと車両ごと消し飛ばす凶悪な兵器である。
野ざらし設置であるため、後述のバンカーに比べ敵の反撃を受けやすいがその分安い。
どちらを選択するかはその時の状況による。

重機関銃バンカー Edit

HMG Bunker.png
陣営ごとに異なるデザインの50口径機関銃が設置されたバンカーが配備される。建築コストは200。
重機関銃の火力は軽車両をいとも簡単に破壊し、側面ならば歩兵戦闘車にもダメージを与えることができる。
対人は言わずもがな、さらに重機関銃で撃たれた兵士は蘇生猶予時間が短くなる。よって、刺されば分隊を丸ごと車両ごと消し飛ばす凶悪な兵器である。
バンカーにはカモネットがついており、隠ぺい効果と一方的な視認を提供する。しかし、正面自体は大きく開いているので防御効果は限定的である。
三脚とバンカー、どちらを選ぶかはコストと相談という所だろう。

迫撃砲 Edit

Motor.png
簡易な構造からなる火砲で、高い射角をとることから砲弾は大きく湾曲した曲射弾道を描く。
少人数で運用でき操作も比較的簡便なため、砲兵ではなく歩兵の装備であることが一般的で、最前線の戦闘部隊にとっては数少ない間接照準による直協支援火器の一つである。
設置には正規軍側では300建設ポイント、非正規軍側では250建設ポイントが必要。
3発打ち切り毎にリロードが必要でRキーで行うことができ、その際に90弾薬ポイントを消費する。
距離に関係なく発射から20秒で着弾する。

弾薬の種類として…

榴弾 設置物も破壊可能で着弾位置から範囲ダメージを与える砲弾
煙幕弾 着弾位置に45秒から1分にかけて煙幕を展開できる砲弾
がある。
迫撃砲の最大射程は1250mである。
性能は全て同じですが、陣営ごとにデザインの違う迫撃砲が用意されている。
また、Squadのピンシステムによる測距は正確な照準には不向きであるため、外部マップの使用を推奨する。

FOBの分類と設置 Edit

FOBはSquadのゲーム中多くの場面で設置されますが、その用途は主に攻勢用と防衛用に分けることができます。
FOBはHUBによるスポーン地点としての機能を利用することがほとんどであるため、前者は攻勢HUB、後者は防衛HUBと呼ばれることが多いです。
攻勢HUBは、敵の防衛拠点を攻撃して奪取するための橋頭堡として設置されることが多いです。特に、事前砲撃や襲撃を含む大規模な攻勢の際に設置され、チームの攻勢を強力にバックアップします。
対して防衛HUBは、すでに奪取した拠点周辺に設置し、敵の攻勢を撃退するための砦として設置されます。防衛HUB無しでは、長時間の拠点防衛は困難を極め、容易に奪取されてしまうでしょう。
攻勢HUBと防衛HUB、この二つには設置・運用において大きな差があります。
もし運用を間違えてしまえばチームの攻勢は失敗し、逆に防衛拠点はいとも簡単に奪取されてしまうでしょう。
そして、その責任は兵士ではなく、それを率いる分隊長や指揮官にあります。

攻勢HUBの特徴と運用 Edit

孫子の「兵法」には、
「故に兵は拙速を聞く、未だ功の久しきを覩(み)ざるなり」
という言葉があります。これには、戦争は、作戦が多少雑であっても、迅速に行動して勝利を得ることが肝要である。とする考え方を表しています。
攻勢を継続できる時間には限界があります。物資にも限界があるでしょう。そのため、攻勢を行うときは多少乱雑でも迅速に行動することが望ましいのです。
そのため、攻勢HUBはできる限り迅速に設置しましょう。ちんたらしていると、敵の偵察に発見されてしまう可能性があります。
攻勢HUBの設備は最低限で十分です。攻勢HUBに使用する建築物資はHUBと弾薬箱のための600ポイント、予備で100ポイントもあれば十分です。
弾薬物資は、他にあえて建築物資を載せる理由がなければ、詰められるだけ詰めておきましょう。兵士の弾薬補充に役立ちます。
また、攻勢HUBは通常、単一で十分です。たぶん二個も作るくらいならさっさと突撃したほうがいいです。助攻や迂回のためでもラリーポイントの方が適しています。

防衛HUBの特徴と運用 Edit

クラウゼヴィッツは「戦争論」において、
「用兵において防御は、それ自体が攻撃よりも強固だ」
と述べています。これは、防御側は地形による効果を有効活用できること、事前準備により火力を集中できること、戦場を自由に設定できることなどが理由として挙げられます。
しかし、攻撃側の「攻撃を行う時間と方法を自由に決定できる」という確たる利点により、防御側が敗北する例も少なくありません。そのため、効果的な防衛を行うためには、強力に陣地を強化する必要があります。
また、最前線に比べれば余裕があるとはいえ、建築物に掛けられる物資と時間には限界があります。
それを踏まえて、効率よい防衛陣地を建設する必要があります。
まず、防衛HUBは攻勢HUBと異なり、できる限り複数設置しましょう。
砲爆撃やアーマーの侵入、その他不足の事態によってHUBが無力化されれば、一つのHUBしかない場合致命的です。
防衛体制の立て直しを図るとき、予備のHUBがあるかないかでは雲泥の差があります。
防衛HUBを作る際は最優先で行いましょう。

防衛HUBの建築戦術 Edit

防衛HUBを作るにあたり、まず抑えておきたい考え方があります。
側面射撃・側面防護です。
人間という生き物は元来、正面に最も注意が集中するようにできています。対照的に、側面や背面に対しては注意力が散漫になるものです。そのため、自らの側面を守り、相手の側面を突くことは戦術の基本と言ってもよいでしょう。
防衛側は戦場を選択し、戦闘の準備をすることができます。
その利点を活かすため、側面に機関銃兵や設置機関銃を配置しましょう。側面から中央への射線と、側面に回ろうとする敵の排除に役立ちます。
防衛という行為は基本的に後手に回ってしまうことが多いものです。
そのため、防衛する分隊はありうる状況を予測し、それに対処できるように限られたリソースで環境を整えなければなりません。
低コストで利用できる土のうと鉄条網を活用しましょう。
防衛地点に優先順位を付け、重要な地点を強化しましょう。
防衛目標周辺へのアーマーの侵入は、なんとしてでも阻止しなければなりません。対車両を考慮して陣地を作りましょう。
防衛ラインを複数設けて、敵の侵入を徹底して妨害しましょう。
鉄条網は、敵の接近阻止と誘導に極めて顕著な効果があります。
その他防衛設備と組み合わせて効果的に利用しましょう。

建築物の設置例 Edit

  • 有刺鉄線と射撃陣地
    基本にして鉄板、防衛陣地のほとんどはコレで構成されるといっても差し支えないものです。有刺鉄線で敵の行動を制限し、陣地からこれを仕留める。というのが陣地防衛の基本戦術となります。
    単純な土のう1個だけであっても、大きな防衛力向上となるでしょう。
    さらに、カモネットが着いた建築物は、敵に対する一方的な視認を提供し、その防御力を大きく向上させます。
    しかし、射撃陣地自体には攻撃力向上の効果がないということに特に注意が必要です。
    火力の集中や奇襲を行い、確実に敵を殲滅しましょう。
  • 予備陣地兼おとり陣地の活用
    「敵がどこから来るかわからない」という状況はできれば避けたいものです。まして「敵を発見できず潜入される」などということがあれば最悪です。
    また、いくら十全に陣地を構えていても、突破されてしまうことはあり得ます。そうしたときのためにも、予備陣地は構えておきたいところです。
  • 車止めの活用
    分隊総出で必死こいて陣地を作っても、装甲車の乱入はそのすべてを破壊する能力を秘めています。
    ハスコブロックを活用して装甲車の侵入を遅らせることでATは一発多く打てるかもしれませんし、味方の増援が間に合うかもしれません。

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