【sWIKI】からのお知らせ
14日(金)11時30分頃から約3時間、閲覧できない状態となりました。復旧作業、及び差分チェッカーのバックアップ作業を行いました。御迷惑をお掛けし、申し訳御座いませんでした。
M72A7 LAW のバックアップ(No.9)
特徴、アドバイス、補足
銃器紹介
M72 LAW(Light Anti-Tank(Anti-Armor) Weapon)は、口径66mmの使い捨て対戦車ロケット弾である。 設計はアメリカ合衆国のTalley ディフェンス、製造はノルウェーのNammo Raufoss ASである。アメリカ陸軍では、朝鮮戦争以後バズーカの後継装備品として導入された。現代の主力戦車を相手にするには力不足だが、軽便であるため軽車両や軟目標に標的を変えて使用が続けられている。 その外観と使用法から、別種の兵器であるにもかかわらず、先代の物と同じ「バズーカ」と誤って呼ばれることが多い。 M72は、1発の成形炸薬弾を2本の筒を1列につなげた発射機で梱包した構成である。運搬状態では、アルミニウムの発射機後部はガラス繊維強化プラスチックの前部発射機の中に収納されている。この状態では、発射機は防水容器の機能を持ち、また、弾薬の点火系列は遮断されて安全に運搬できる。 発射機前部には上部に押し込み式のトリガー、折り畳み式の照星と照門、下部に後部ガス噴射口カバーがつく。発射機後部には点火装置が設けられている。後部を引き伸ばして展開すると、点火系列が接続され射撃可能となる。一度発射機を展開すると、再び後部を収納して運搬状態に戻しても防水機能は戻らない。 弾薬は口径66mmの成形炸薬弾で、PIBD信管と弾道を安定させる6枚の翼がある固定弾である。翼は弾底部にあり、ヒンジを介して前方に折り畳まれた状態で装填されている。威力は、300mm以上の装甲を貫通可能。このロケット弾の設計は、1950年代から運用されてきたM31 HEAT ライフルグレネードのものに準拠したものとなっている。 射撃姿勢は、後部を引き伸ばした発射機を肩に担ぐようにして発射する。照準は、25m毎の目盛がついた照星を照門から覗き込んで行う。トリガーの前にある安全装置を解除し、トリガーを押し込むと弾薬に内蔵されている推進薬が燃焼して約760℃のガスを後方に噴射し、ほぼ無反動で発射される。 後方危険地域は軸線後方の左右30°距離40mの範囲で、発射時にはこの範囲に高温のガスを噴射する。一度射撃した発射機は次弾の再装填はできず、廃棄される使い捨て式である。 一般的にベトナム戦争時に制式化された兵器であり、一時は後継であるより強力なAT4に取って代わられると考えられていたが、LAWはAT4よりも低コストで小型軽量(AT4は1人1基までしか持てないが、LAWなら1人で2基持つことができる)であり、現代における重装甲ターゲットの少なさ、対装甲及び対物のどちらでも使用できることなどからイラクにおける市街地戦やアフガンでの山岳戦での使用に理想的だったため米陸軍、米海兵隊、およびカナダ軍によって再び使用されるようになった。ネイビーシールズでも軽便な対装甲火力として利用されている。 コメント
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