SQUADアップデート:v4.3 リリースノート
SQUAD v4.3のアップデート内容をお伝えします。 本アップデートでは、非正規民兵陣営に多数の新兵器・設置物が追加されるほか、 新マップ"Manicouagan"の追加に加え、 RAAS/AASのルールにも大きな変更が加えられています。
注意: Manic-5は本マップと入れ替えに、ゲーム中にも、SDKの中にも収録されなくなり、プレイできなくなります。
「マッチを見つける」、「サーバーのタグ付け」の2つの新機能を追加しました。
タグ付け機能の追加に加えて、サーバーブラウザには、気に入ったサーバーに再び参加したい時に便利な機能が追加されました。
この度、メインメニューをリニューアルしました。デザインをより滑らかで、モダンなものに変更しつつ、分かりやすさも向上しました。 新しいメインメニューは、レイアウトがより綺麗に、グラフィックも新しくなって、使いやすくなりました。 生まれ変わったメインメニューをお楽しみください。
民兵はFAL用のライフルグレネードを手に入れました。兵科により、榴弾とHEATの2種類の弾薬が使用できます。有効射程が短いかわり、他陣営のアンダーバレル式のそれと比べて僅かに大きな弾頭が搭載されています。
かつて猛威を振るったRKG-3対戦車グレネードが帰ってきました。RKG-3は、空中に投擲されるとパラシュートを展開して弾頭を下向きに保ち、接触した車両にダメージを与えます。(爆風によりダメージを与えるのではありません。) この手榴弾は歩兵には効果が薄く、また車両のコンポーネント(エンジンや履帯、弾薬庫など)にダメージを与えることができません(これは既知の不具合です)。
民兵はAKシリーズ(AK-74,AKMなど)向けの新しいリロードモーションを手に入れました。これにより、これらの武器のリロード速度はわずかに減少します。 タクティカルリロード(マガジン内に弾が残った状態で行うリロード)時は、古いマガジンを、あらかじめ手に持った新しいマガジンと素早く入れ替える様子が見られるでしょう。 一方で、ドライリロード(マガジン内に弾が入っていない状態で行うリロード)ではいわゆる「イラク式リロード」が再現されています。 これらの新しいアニメーションは武装勢力陣営にも適用されますが、AKシリーズを運用する正規軍陣営はこれからも以前のリロードモーションを使用します。
新しいリロードアニメーションに加えて、AK-74,AKM,SKS,AKS-74U,モシンナガン,PKM,PKP,PPshのアイアンサイトの見た目を、使用時に銃が歪まないように調整しました。 また、これによりアイアンサイトの見た目が少しリアル寄りに近づきましたが、一方でリアルさと使いやすさのバランス調整に行き詰まっている(100%リアルなものにしてしまうと、多くのプレイヤーには使いづらいものになってしまう)とも感じています。
BM-21 「グラート」ロケット砲トラックは、MLRS(Multiple Launch Rocket System, 多連装ロケットシステム)としても、そして本格的な自走砲としても、初めてSquadに追加される車両です。 本車両が発射する強力な122mmロケット弾は、信管作動距離が100m、平地における有効射程は900m~1500mです。また、本車両は大型マップにのみ登場します。
本車両は近距離の目標に対してはあまり有効ではないので、最大限に活用するには弾着観測手との密接なコミュニケーションと連携を保ち、適切な標的が密集するエリアに照準を定め、そしてロケット弾をそのエリアに弾着させつづけることが重要になります。 本車両は、開けた場所に密集する歩兵の大部隊、敵FOB、そして静止している軽~中車両に対してその真価を発揮します。
民兵は新たに、即席で装甲を追加されたウラル375と近代型ピックアップトラックを入手しました。これらの追加には、正規軍陣営と比べて貧弱な民兵の車両に、僅かながら防御力を加えるねらいがあります。 急場しのぎで溶接された鋼板は、車両の乗員の一部を小火器から守ることができますが、大口径の弾薬はいぜん貫通してしまいます。
装甲が追加されたとはいえ、無策で敵歩兵に突っ込んでは、乗員はいともたやすく倒されてしまうことでしょう。 装甲付きテクニカルは、従来と同じく、待ち伏せや防御陣地の中に配置することで、防御力を最大まで高めた状態で真価を発揮するのです。 民兵が防衛重視の陣営であるが故に補給の重要度が高いことに加え、依然としてヘリコプターの支援も得られないことから、装甲付きウラルトラックは輸送・兵站の安定性の向上に僅かながら役立つことでしょう。
バージョン4.3では、BMP-1の主砲、2A28「グロム」とSPG-9無反動砲の信管作動距離と反動を調整しました。 信管作動距離は35mから6mになり、反動も小さくなりました。 この変更により、これらの武器の諸元が現実世界のそれに近づくことに加えて、戦闘においてもより強力な武器になることでしょう。
民兵の旗とキャラクターのセリフが新しくなりました。
民兵は、以前よりもリアルな見た目の新しい迷彩パターンが追加されたことを受けて、車両に新たな塗装を行いました。
ZIS-3野砲は、Squadに追加された新しい種類の兵器です。本砲は、非正規民兵のFOB内に2つまで配置できる、設置型の兵器です。 榴弾、HEAT弾、煙幕弾が使用可能なため、歩兵と車両の双方に有効ですが、運用が長時間に及べばFOBの弾薬を簡単に枯渇させてしまうので注意が必要です。
ZIS-3は、待ち伏せ地点やチョークポイントを狙える位置に設置する、もしくは射線を長くとるなど、反撃により射手が一瞬で無力化されてしまう可能性が低い状況で運用した場合に真価を発揮します。 本砲は第二次世界大戦時代の遺物であり、それ故に、現代の兵器に対してはHEAT弾の装甲貫徹力が不足(たった120mm)していますが、それでも民兵は正規軍のような重装備の車両を多くは持たないために、代わりにこのような兵器を利用する必要があるのです。
本アップデートで、民兵は新たに土を詰めた弾薬箱で作った防御設備を用意しました。今後の民兵の陣地構築は、これを使用して作った設備が主な材料になります。これらに加えて、丸太の防壁と土嚢は以前と変わらず使用可能です。
対戦車障害物は、安価に素早く建造できる防御設備で、道路や橋、チョークポイントを車両が通行できないようにして、通行しようとした車両を奇襲するために使用されます。 対戦車障害物が設置された場所を通るには、車両は乗員を降車させて障害物を除去する必要があります。 そのため、前述のような位置を選んで対戦車障害物を配置した上で待ち伏せの準備をし、停止した車両や降車した乗員を攻撃するのが理想的です。対戦車障害物を設置するだけでは、妨害効果は最低限になってしまうでしょう。
戦車掩体は、BMP-1やT-62のような装甲車両の、平地における前方および側方に対する防御力を高めることを主な目的とした防御設備です。 FOB1つにつき2つまで設営可能で、使用することで民兵の旧世代の装甲車両が正規軍のより新型の車両に対抗することができるようになります。
本アップデートで、非正規民兵は数種類の新たな迷彩ネットを使用できるようになりました。 差し掛け*1、壁、天蓋の3種類が存在し、歩兵の陣地や、特に天蓋を使用すれば車両、HAB、戦車掩体といった大きなものを隠したり、もしくは敢えて何もない場所に設置して敵のUAVを欺くなど、様々な使い方が可能です。
迷彩ネットにより、民兵は重要なチョークポイントを待ち伏せ地点にしたり、単に大型の陣地の防御を固めたりといったことが可能になります。