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SQUADアップデート:v2.11

SQUAD v2.11のアップデート内容をお伝えします。
本アップデートでは、アフガニスタンの渓谷地帯をモデルとした新マップ"Anvil"の追加に加え、
キーバインドのセーブ機能やFOBラジオの最低間隔の可変化などの、QoLの向上を目的とした各種の追加・調整、
そして様々なバグの修正が行われました。

システムとゲームプレイのアップデート

• 新マップAnvilを追加しました。本マップはアフガニスタンをベースとした、谷間の集落や畑、そしてそれらを覆う岩がちな砂漠といった特有の渓谷地帯の環境を持つマップです。
  • 本マップは当初Midnight Interactiveによりオーストラリア陣営向けに開発されたもので、オーストラリア陣営はまだリリースできる状態にはありませんが、私たちはこの真新しい戦場のリリースをこれ以上遅らせることはしたくなかったのです。
  • オーストラリア陣営の最適化と標準化が完了次第、彼らはAnvilとLashkar Valleyに姿を表し、他の様々なマップや陣営に続いてSquadというカタログの空白を一つ埋めてくれる事でしょう。
    • Anvil AAS v1 - アメリカ軍 vs ロシア軍、5拠点、350/350チケット、各陣営に1機のヘリ、日中
    • Anvil AAS v2 - アメリカ軍 vs ロシア軍、 6 拠点、 350/350チケット、日中
    • Anvil Invasion v1 - ロシア軍 (攻撃側) vs 武装勢力 (防衛側)、 6 拠点、 200/800チケット、明け方
    • Anvil Invasion v2 - ロシア軍 (防衛側) vs 武装勢力 (攻撃側)、 6 拠点、 800/200チケット、夜間
    • Anvil RAAS v1 - ロシア軍 vs 中東連合、 4 拠点、 400/400チケット、 両陣営にヘリと戦車1機ずつ、日中
    • Anvil RAAS v2 - カナダ軍 vs 中東連合、 9 拠点、 300/300チケット、 両陣営にヘリと戦車1機ずつ、日中
    • Anvil Skirmish v1 - アメリカ軍 vs ロシア軍、 5 拠点、 200/200チケット、日中
    • Anvil TC v1 - ロシア軍 vs 中東連合、 56マス、 400/400チケット、日中
• キーバインドのセーブ機能をControlsメニューに追加しました。
  • カスタムしたキーバインドをプリセットとして保存することができるようになりました。
  • これらプリセットはメニューから即時に、再起動を挟まずに切り替えることができます。
  • Controlメニュー内でキーバインドを編集すると、変更は現在ロードされているプリセットに自動的に保存されます。
• FOBラジオの最低間隔が、マップのレイヤ－によって変化できるようになりました。これによりマップデザイナーは小さいマップやレイヤ－におけるFOBラジオの最低間隔距離を下げて、FOBラジオを設置可能な場所が少ないマップにおいてより柔軟にFOBラジオを設置できるようにすることができるようになりました。
  • すべてのSkirmishレイヤー、Chora、Fool's Road、Kokan、 Logar Valley、Sumariにおいて、FOBラジオの最低間隔を400mから300mへ減少させました。
  • マップレイヤーに関する特定の情報がコマンドマップのUIにポップアップで表示されるようになりました。現在はFOBラジオの最低間隔が表示されます。
• カナダ軍のアセットをゲーム本編に統合しました。これにより内部ワークフローが向上し、カナダ軍だけビルド・インストールを分離する必要がなくなりました。この統合により、SDKから元カナダ軍DLCのコンテンツにアクセスすることができるようになりました。
• "Soft-Dead-Dead"システムをアップデートし、ほとんどの歩兵が持つ小火器は、蘇生待ち状態のプレイヤーの失血死までの時間に影響しなくなりました。
  受けたダメージの値が260(7.62mmによるヘッドショットダメージ)以下*1の場合、蘇生までの猶予時間は減少しなくなりました。
  • .338ラプア・マグナム*2もしくは50口径によるヘッドショット = 30秒
  • 30mm徹甲弾による胴撃ち = 120秒
  • 30mm徹甲弾によるヘッドショット = 即死
  • あらゆる120mm砲弾による胴撃ち/ヘッドショット = 即死
  • IEDの至近弾 = 即死
  • これら大口径の弾薬に関する値は今後変化する可能性があります。
• 管理者コマンド"List Squads"の結果に分隊を建てたプレイヤーの名前が含まれるようになりました。
• HABのマップアイコンの外枠は、HABがスポーン可能になるまで表示されなくなりました。
• HATの弾薬庫ダメージの係数をアップデートし、ロシア軍T-72B3戦車の弾薬庫は側面からのATGMにより一撃で破壊されるようになりました。(v2.10時点では二発でした。)
• ヘリコプターが転倒・回復不能な状態の際の炎上速度を調整しました。
  ヘリコプターのメイン・テールローターのいずれかがワールドオブジェクトの当たり判定に重なっている際に回復不能であると判定されます。
  この状態の際、ヘリコプターは90秒後に炎上をはじめます。その後ヘリコプターは緩やかにダメージを受け続け最長60秒で破壊されます。(以前は300秒でした。)
• すべての軽量・中量APCのチケット損失を10から5チケットに調整しました。対象となるのは以下のAPCです。アメリカ軍 M1126 M240、イギリス軍 FV432 M2、イギリス軍 FV432 RWS GPMG、ロシア軍/民兵/武装勢力 BTR80、ロシア軍/中東連合/民兵 MTLB VMK、武装勢力 MTLB PKT、ロシア軍 MTLB 6MA、カナダ軍 LAV3 C6
• 武装勢力/民兵のT-62戦車の弾薬庫コンポーネントのサイズを調整しました。現実のT-62には2つの弾薬庫がありますが、以前はこのうち前側の弾薬庫が誤って、弾薬庫を囲っている、倍ほどの長さのある燃料タンクの形を再現してしまっていました。
  後方の弾薬庫についても実際より大きく、同じく正しいサイズに修正されました。これによりT-62の弾薬庫の破壊はより難しくなり、また現実のそれにより近いものとなりました。
• PostFXシェーダーをパフォーマンス向上のために最適化しました。
• 地上車両のベースクラスをベストなコードの実行の為に最適化しました。VehicleMovementコンポーネントの初期化のSQGroundVehicleの初期化、およびそれらクラスの子クラスがアップデートされました。*3
• BugItGoコマンドをノンエディタービルド向けに追加しました。このコマンドは管理者カメラ時に座標と角度を指定して実行することで、特定の座標と角度にカメラを移動させることができます。座標はゲーム中にSqBugitコマンドを使用することで取得できます。コマンド実行と同時に、スクリーンショットとテキストファイルがC:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\SquadGame\Saved\BugIt\WindowsNoEditorに出力されます。
  テキストファイル内のBugItGoで始まる部分に、座標が記された行があります。マップのバグを報告する際に、この情報を添付することで、開発陣がバグの発生場所を素早く把握することができます。
  
  
  

バグ修正

• 長らく残っているマップ変更時の車両のタイヤ設定に起因するクライアントのクラッシュに二回目の修正を試みました。
  前回から更に調査を重ねた結果、原因はスレッディングの僅かな問題によりTireConfigが、実際の破壊よりも早い段階で破壊されたと報告することで同期ずれが生じていたことにあると見られ、
  これをオブジェクトが完全に破壊されたかより厳密に確認することで解決しました。
• 悩ましく再現の難しい、試合終了後にマップを変更する際に発生するパーティクルシステムに関連したクライアントクラッシュに二度目の修正を試みました。
  SQUADのパーティクルシステムは、パーティクルエミッターのインスタンスを、マップチェンジ前のマップのワールドのFXシステムに紐づけられたプールから再利用していました。マップチェンジ後は、このインスタンスと共に生成され紐づけられていたFXシステムが有効ではなくなるために問題が発生していました。
  今回の修正で、エミッターのインスタンスがマップチェンジの際に毎回確実にリセットされるようにすることで、うまくすればすべての不具合を発生前に止めることができるようになります。
• 急停止した際に、ロジトラックの荷台の物資や、迷彩ネット、外に下げられたバッグや弾薬缶や運転手や助手席のカメラなどの車両のコンポーネントがズレる・同期ズレを起こし、見た目がおかしくなる不具合を修正しました。
• HABのマップアイコンがスポーン可能になった後でも赤いままになる不具合を修正しました。
• 弾薬箱で補給する際に、円形メニューのすべてのキットが分隊長キットとして表示される不具合を修正しました。
• マップレイヤー上に自然にスポーンした車両が宙に浮いたり地面に沈んだりする不具合を修正しました。この不具合は特にイギリス軍 HX60トラック、ロシア軍 Kamaz 5350トラック、BMP-1砲塔搭載型近代型テクニカルでよく発生していました。
• 特定の武器・車両でバックブラストと砲口の爆風コンポーネントが動作していなかった不具合を修正しました。このコンポーネントは一部の加害範囲の判定が正しく配置されていなった他、射線判定が時折射手の体に阻まれることで加害範囲内にいる兵士にダメージを与えられていませんでした。
  すべてのTOW・コルネットランチャー(車載・設置)、BTR-82Aの機関砲、BMP-1の主砲、およびBMP-2の機関砲がこの修正の影響を受けます。
• 歩兵のプレイヤーがリロード中に車両や設置武器に搭乗した場合、意図せずリロードが完了してしまっていた不具合を修正しました。
  現在はリロード中に車両や設置武器に搭乗した際はリロードがキャンセルされます。
• カナダ軍擲弾兵のライフルのゼロインを修正しました。以前は他のカナダ軍兵士のライフルの200mではなく、およそ300mに設定されていました。
• ロシア軍 Kamaz 5350トラックのフロントガラスとドアのガラスが、内側から見ると過剰に曇っていた不具合を修正しました。
• カナダ軍 TAPV装甲車のRWS射手が誤って破片榴弾系の範囲ダメージを受けていた不具合を修正しました。
• カナダ軍 TAPV装甲車の後方のハッチ部分の装甲の当たり判定に開いていた穴を修正しました。
• しゃがみ、匍匐状態でADS中に前進キーを押し続け、走るキーを連打すると、走りださずに、ズームした状態のまま前進できていた不具合を修正しました。
  しゃがみ、匍匐状態でADSをしながら走るキーを押すとプレイヤーは走りだすようになりました。
• 武装勢力 代替型テクニカル DShK搭載型(M1151テクニカル DShK搭載型)*4の余剰な防盾コンポーネントの当たり判定が、
  車体のメッシュと衝突することで、2速と3速の切り替え時における、直進しての登坂能力に影響を与えていた不具合を修正しました。
• 民兵/武装勢力の設置型DShKの防盾のメッシュのコンポーネントが重複していた不具合を修正しました。
• Tigr-M RWS装甲車のゲーム内名称に"Kord"が含まれるように修正しました。
• カナダ軍 LAV III APCのゲーム内名称に搭載している武器名(C6 or M2)が含まれるように修正しました。
• マップの水平/垂直バー・ウィジェットでゼロ除算エラーが起きていたことによるクライアントでログの大量発生を修正しました。
  
  
  

マップアップデート & バグ修正

• 訳注: 前回に続いて量が膨大なため割愛します。

SDKアップデート

• 訳注: 量が膨大なため割愛します。

不具合が解決しない場合はキャッシュのクリアを

アップデート後に問題に遭遇した場合は、Settigs ->CLEAR CACHEからキャッシュのクリアをお試しください。*5

既知の不具合

• 様々な状況下での偶発的なプレイヤー(クライアント)のクラッシュが発生します。詳細なクラッシュレポートは不具合の早期修正の助けとなりますので、クラッシュレポートを作成し送信してくれる皆様には大変感謝しております。
• 様々な兵科アイコンの不具合: 時折スポーン画面において兵科と武器が白い四角として表示されます。
• スポーン画面の分隊が時折実際には分隊にいないプレイヤーを表示します。
• スポーン画面の分隊リストで、分隊長アイコンが時折兵科選択画面上(分隊リストの外)に表示されます。
• 再補給の際、弾薬クレートのすべてのキットに分隊長アイコンが表示されます。
• プレイヤーの兵科キットアイコンは特定のメニュー画面で表示されません。
• 「極めて低いテクスチャ解像度」：一部のプレイヤーはv2.0のリリース以後テクスチャの解像度が非常に低くなる問題に遭遇しています。この問題に遭遇している場合、お使いのPCのVRAM容量が最低スペック(4GB)を下回っている可能性があります。この問題は設定メニュー内Textureタブ下の”unlock pool size”にチェックを入れることで軽減する可能性がありますが、パフォーマンスがより不安定になる可能性があります。
• 「車両の砲塔消失バグ」：時折、車両の砲塔が試合開始時から消失しています。高優先度で修正に当たっています。
• 「車両の後席バグ」：時折、プレイヤーが車両の後席に入ると、カメラの位置が固定され、席を離れることができなくなり、車両が破壊されるまでその状態が持続することがあります。
  この不具合は恐らく「ロジバグ」および「砲塔消失バグ」と関連があり、今後のアップデートにおける修正の試みが準備中です。
• 「幽霊乗員バグ」：車両に乗るとそのプレイヤーが永遠に席に座ったままになることがあります。高優先度で修正に当たっています。
• 「EACによる大量ディスコネクト問題」：試合終了後マップの切り替え時に、”Server Closed Connection”のメッセージとともにサーバー内の大多数のプレイヤーが切断されることがあります。現在EACと連携し修正に当たっています。
• 「FOBテレポートバグ」：FOBを解体中、一定範囲内のプレイヤーがFOB圏外までランダムな方向にテレポートします。
• 司令官: 司令官がUAVカメラを使用している時、司令官はローカル音声の送話マークが画面下に見えているのにも関わらず、ローカル音声を聞くことができません。周りのプレイヤーには司令官の声が聞こえます。加えて、UAVカメラを離れた時、司令官にはローカル音声が全てまとめて、送話後に送話者がその場を離れていたとしても、その送話が行われた地点から聞こえます。今後のアップデートにより修正される予定です。
• 車両リセット機能は現在ヘリコプターに対し動作しません。
• 車両リセット機能が木に近すぎる場所で使用された場合、車両を空中で静止させてしまう事があります。
• プレイヤーがラリーポイントでスポーンできないことがあります。これは多数のプレイヤーが同時にスポーンしようとしている場合に発生することがあります。今後のアップデートにより修正される予定です。
• サーバーの人口が多く、負荷が高い時に、サーバーのパフォーマンスが定期的に落ち込むことがあります。現在サーバーのパフォーマンス向上と最適化に継続して取り組んでいます。
• ATGMの飛翔体は射手とそれ以外のプレイヤーとの同期がずれて見えることがありますが、射手から見えているものが実際に同期された飛翔体となります。これは昔からの問題であり、この解決は現在長期的な開発目標となっています。
• ロード中にAlt-TabでSquadの外に出るとクライアントがフリーズします。今のところ、推奨される解決策は、Squadを”Borderless”モードで動作させることです。これはSettings -> Graphicsから変更できます。
• Squadが使うオーディオモジュールはゲーム開始時に初期化されます。もし起動時にマイクを接続していない、あるいは誤って切断したのち繋ぎなおすなどすると、再びマイクを使用するためにはSquadを再起動する必要があります。この不具合は修正にUE4.25へのアップグレードを必要とすると見られています。
• フルオート射撃時の効果音バグ：プレイヤーが短く射撃ボタンを押した場合、実際の発射数より多く発射したように聞こえます。これは将来のアップデートで修正されます。
• ほとんどの言語への翻訳が現在古くなっています。現在翻訳の必要なテキストを固めており、今後のリリースで完全な翻訳を実装する計画です。

ローカル・オフラインのバグと不具合(これらの優先度は現状低くなっています)

• ローカル・オフラインにおける司令官のバグ: 武装勢力・民兵の手持ちドローンは現在ローカル環境では移動しません。ローカル・オフライン環境の不具合は現状優先度が低くなっています。
• ローカル・オフラインにおける司令官のバグ: ローカルではUAVは飛行経路に沿って移動する代わりに一点に浮かびます。
• ローカル・オフラインにおける司令官のバグ: CASはローカル環境ではダメージを与えません。
• ローカル・オフラインにおける車両のバグ: Jensen’s Rangeにてオフラインでプレイする際、履帯、車輪、その他コンポーネントは破壊されません。
• ローカル・オフラインにおける武器ダメージのバグ: Jensen’s Rangeにてオフラインでプレイする際、歩兵と車両双方に対するダメージが正しくレプリケートされません。
• ローカル・オフラインにおけるスコープ付き設置武器のバグ: Jensen’s Rangeにてオフラインでプレイする際、スコープ付き設置武器のスコープを除いたまま離れると、再び乗り込んでスコープから目を離すまでスコープがプレイヤーのHUDに残ったままとなります。
  
  
  

原文はこちらです:
https://joinsquad.com/2021/08/18/squad-update-v2-11/