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SQUADアップデート:v2.7

SQUAD v2.7のアップデート内容をお伝えします。
今回のアップデートでは、以前から問題となっていたいわゆる「ロジバグ」をはじめとする複数の重大なバグの修正と、
蘇生前後のプレイヤーに、より慎重な行動を重んじることを促すことを目的とした「リカバリー状態」機能の追加などが行われます。

システムとゲームプレイのアップデート

• "Dead Dead"機能を作り直し、リカバリー状態(Recovery State)として再度追加しました。
  • この機能はAlpha13で削除されたものでしたが、新しいUIとUX機能を追加して再び追加しました。
  • 行動不能となったプレイヤーが包帯で蘇生された際、そのプレイヤーはリカバリー状態に入ります。この状態で再び行動不能になると、即死となり蘇生は不可能になります。
  • リカバリー状態ではHUD右下のドクロマークが表示されるほか、画面全体の彩度が低下しブラー効果がかかります。これにより戦闘効率が損なわれることでしょう。
  • 衛生兵に治療されない場合、リカバリー状態は60秒後に自動で終了します。
  • 衛生兵の治療を受ける場合、回復した体力に応じてリカバリー状態のタイマーは短縮されていき、体力を全快まで回復すればリカバリー状態は即座に終了します。
  • この機能は蘇生直後の歩兵のアグレッシブなプレイを抑え、負傷者が発生した際のトリアージと再集合の重要性を強化することを目的としています。
    蘇生されたプレイヤーが遮蔽を取り、周囲と連携を取ることを促す意図があります。レミングスよろしく即座に戦場に駆け戻るような戦術は効果的な戦略とは言えません。
    プレイヤーは互いを援護しあい、周辺状況の把握に努めなくてはならないのです。
  • これは巨大なダメージを受けたプレイヤーが蘇生の間もなく死亡する通常の即死(Insta-Death)とは異なる機能であることに留意してください。即死機能は今後別に修正を行います。
• リカバリー状態に関連するその他の変更点
  • 体力低下時、出血時、行動不能時のポストプロセス効果はすべて作り直されました。また各効果間の遷移もより滑らかになりました。
  • 即死やギブアップ時に、すぐにスポーン画面に戻るのではなく、視界が数秒かけてフェードアウトするようになりました。
• Settings内で、様々なPlayer Controlsにボタンのダブルタップを設定できるようになりました。
• ダブルタップを使用することで、同じ操作で切り替え式とホールド式を併用できるようになりました。
  • (訳注: ADSやリーンなど、切り替えとホールド式を切り替えられる操作で、「基本は押している間だけで、ダブルタップでON/OFFを切り替えられる」、Arma3のリーンのような設定ができるようになります)
  • この設定は走り、ADS、リーン、しゃがみ、およびフリールックに適用できます。
  • これらはすべて独立して設定が可能で、個人の好みに合わせて個別に操作を設定できます。
• すべての車両の車体、砲塔、残骸と設置物の装甲メッシュを更新したことで、今後より動的な装甲貫徹の計算が可能となります。
• RAASのレーンのランダム化ロジックを更新し、乱数生成機能が正しく初期化されるようにしました。これによりRAASレイヤーのランダム度が向上し、より予測しづらくなります。
  RAASレイヤー自体はまだランダム性を更に持たせるための解析と再調整が予定されています。
• 車両の開放型砲塔は、密閉型のそれと同じようにA/Dキーで左右に旋回できるようになりました。
• 設置式のZU-23も同じくA/Dキーで左右に旋回できるようになりました。
• キャラクターのラグドールに、慣性が正しく保持されるように軽微な調整を施しました。
  ラグドールの挙動に一貫性を持たせ、より重量感を持たせるためのさらなる調整が予定・要求されています。
• すべてのG3ライフルシリーズの銃声をより重厚なものに変更し、G3の体現する冷戦期の技術的ドクトリンとその大口径を体感できるようになりました。
• サーバーのban.cfgファイルのログの形式を更新し、各BANを行った管理者もログに含まれるようになりました。
• 前回までのアップデートで更新されていなかった車両(ジープ、すべての車載兵器、すべての戦車の砲塔、すべてのIFVの砲塔、FV107、BRDM2、TAPV)の車両骨格メッシュのLODを更新・最適化しました。
  この最適化により全体的なパフォーマンス(特にローエンドCPUを使用するプレイヤー)が向上します。
• すべてのM249 LMGシリーズの射撃誤差が6MOAから12MOAに上昇しました。ゲームバランスの向上と、現実世界の参考資料を基にして信頼性の向上を目的とするものです。
  • (訳注: MOAは射撃の精度を示す単位。例: 300mの距離に射撃する際、12MOAなら直径約91.4センチの円内に、6MOAなら約45.7センチの円内に着弾する精度を持つ。)
• 距離がある際の武装勢力の近代型テクニカルのエンジン音を大きくしました。
• ジープの骨格メッシュのLODを調整し、車輪のアニメーションが止まる距離を流くしました。
  今まではこの距離が短すぎたために、間引きがハッキリと視認できるほど近距離でアニメーションが省略されていたことによるものです。
• 車両のHUDに軽微な調整を施し、右下の弾薬アイコンの一列に表示できる最大数を10から12に上昇しました。
  これによりBMP1 IFV, M1A2 および レオパルト2A6M MBTのHUDは正しく弾数を表示するようになります。

バグ修正

• 同一の根源的な不具合に起因する以下の不具合を解消する可能性のある修正を施しました。
  • 物資補給UIの不具合(いわゆる「ロジバグ」): 物資を輸送できる車両は一部のプレイヤーに対して偶発的にバグを起こし、
    結果としてそれらのプレイヤーは物資の積み下ろしや車両からの再補給を含む物資の操作が一切不可能となります。
  • 車両の砲塔喪失バグ: 偶発的に、車両の砲塔が試合開始時点から喪失した状態になります。
  • 車両の特定の席に座った際にスポーン画面から抜け出せなくなるバグ: 特にAPCで最も高頻度で発生します。
• これらの問題は、プレイヤーのクライアントが試合終了時にアンロードする一部のデータを、サーバー側がまだロードされたままとみなしていることに起因していました。
  ここからクライアント側がそのデータをマップ遷移と同時にロードし直すことで、様々なコンポーネントに誤ったGUID(サーバーとクライアント間のゲームの同期に用いられる値)が割り振られます。
  それによってサーバー・クライアント間で一部のコンポーネントのGUIDに競合が発生し、結果として車両の砲塔、乗員席、補給のUIなどのコンポーネントが正しく読み込まれない、全く読み込まれないといった問題が発生します。
• "EAC Unkown Client"とのログが大量に流れる問題を修正しました。この問題は既知の大量切断問題への進行中の調査の過程で発見されました。
  大量切断問題への対策は、現在サーバー運営者の助けも借りながら鋭意調査中です。
• UIのチャットがキックおよびBANを表示ししていなかった問題を修正しました。現在はゲーム内チャット/ログから正常に見ることが可能です。
• 弾薬袋が斜面に設置できない問題を修正しました。
• 非常に急な斜面に地雷が設置できない問題を修正しました。
• コマンドメニューの車両情報カードで、敵の車両が健在か、リスポーンタイマーが作動中かを確認できてしまう問題を修正しました。
• メインベース内で発砲しようとするとサーバーログが大量に流れる問題を修正しました。
• メインベース外でカナダ軍の車長キットに切り替えると、修理キットが補給されない問題を修正しました。
• イギリス軍ライフルマンの胴体が間違ったマテリアルを使用しており、テクスチャが奇妙な見た目になっていた問題を修正しました。
• 破壊された車両が砲塔の相対位置を正しく取得していなかった問題を修正しました。
• 配信者向けステルスモード設定で、複数の通知(プレイヤーの接続・切断通知、司令官の通知、TKの通知、コマンドメニュー内のサーバー名)でプレイヤー名が隠れていなかった問題を修正しました。
• 配信者向けステルスモード設定がオンになっていても、チーム選択画面でサーバー名が隠れていない問題を修正しました。
• 実際には起爆していない地雷が、爆発エフェクトを生じさせることがある問題を修正しました。
  地雷のダメージとVFXは必ず同時に発生するようになります。
• 民兵が武装勢力のFOBラジオと、同じく武装勢力の設置物であるドラム缶の壁を使用していた問題を修正しました。以降は民兵は正しいFOBラジオと丸太の壁を使用します。
• 医療バッグや包帯で死体や敵兵を治療しようとした際に表示される通知の軽微な誤字を修正しました。

マップの更新とバグ修正

• 新レイヤーとして Sumari AAS v2とKokan AAS v2を追加しました。
• Fallujah Skirmish v1の時間帯が夜から早朝に変更になりました。
• Mestia AAS v1の民兵側にUral輸送トラックを追加し、50人のプレイヤーに十分な数の座席が用意されるようになりました。
• CAF Al Basrah nvasion v2を、攻撃側の最初のキャプチャーポイント(訳注:以下CP)への攻撃成功率が上がるように調整しました。
• CAF Fallujah Invasion v1を、攻撃側の最初のCPへの攻撃成功率が上がるように調整しました。
• Fools Road Skirmish v2のメインベースプロテクションゾーンを両チーム共50mから70mに拡大しました。
• Al Basrah Insurgency v1で、イギリス軍の東の端のヘリパッドにスポーンしたヘリコプターが時折スポーンと同時に爆発する問題を修正しました。
• CAF Fallujah RAAS v1で、カナダ軍と中東連合の戦車が異なるタイミングでスポーンする問題を修正しました。
• CAF Al Basrahの名前が正しく表示されない問題を修正しました。
• Tallil RAAS v4でロシア軍のBMP-2 IFVのリスポーンタイマーが誤って15秒に設定されていた問題を修正し、本来の15分に設定しました。
• Yehorivka RAAS v1にて、片方のM1A2 MBTのスポーン遅延が20分に設定されていた問題を修正し、他のレイヤーの戦車と同じ15分に設定しました。

SDKのアップデート

• 屋上に侵入できるv2 Eastern European apartmentのバージョンを追加しました。
• ポストプロセス効果を扱える新しいカメラマネージャーを追加しました。コンテンツブラウザーで「カメラマネージャー」を検索してください。
• 小道具として短い線路を追加しました。
• Vehicle Spawner Hard Referencesを追加しました。
• SQRotorBladesComponentをブループリント可能なように更新し、ブループリントサブクラスが作成できるようになりました。
• Vehicle SpawnerはSpecific Vehicleが指定された場合最初のスポーン遅延をスキップするようになります。
• Mi-8 CAS Kordの照準オフセットを更新しました。
• Global Clip Planeが有効化されました。
• カスタムのPlayerControllerを使用しているmodが導入されていると、異なるPlayerControllerクラスを使用するマップへ遷移する際にサーバーに参加していたプレイヤーのアドミン権限とボイスチャットの機能を喪失させる問題を修正しました。
• Equippable Deployablesが自分の設置エラーデータテーブルを使用していなかった問題を修正しました。作成したアイテムにPlacement Failureデータテーブルがセットされていることを確認してください。
  詳細は、工兵の土嚢をリファレンスとして使用してください。

その他の問題の解決にはキャッシュのクリアを

• アップデート後に問題が発生する場合は、必ずSettings -> "CLEAR CACHE"からキャッシュのクリアを行ってください。

v2.0の既知の不具合

• 様々な状況下での偶発的なプレイヤー(クライアント)のクラッシュが発生します。詳細なクラッシュレポートは不具合の早期修正の助けとなりますので、クラッシュレポートを作成し送信してくれる皆様には大変感謝しております。
• 様々な兵科アイコンの不具合: 時折スポーン画面において兵科と武器が白い四角として表示されます。
• スポーン画面の分隊が時折実際には分隊にいないプレイヤーを表示します。
• スポーン画面の分隊リストで、分隊長アイコンが時折兵科選択画面上(分隊リストの外)に表示されます。
• 再補給の際、弾薬クレートのすべてのキットに分隊長アイコンが表示されます。
• プレイヤーの兵科キットアイコンは特定のメニュー画面で表示されません。
• HABは時折、実際にはスポーン可能であるにもかかわらず「赤・スポーン不能」として表示されます。修正は適用されましたが同じ不具合が再現できてしまう別の方法が残っています。
• 一部のプレイヤーはv2.0のリリース以後テクスチャの解像度が非常に低くなる問題に遭遇しています。この問題に遭遇している場合、お使いのPCのVRAM容量が最低スペック(4GB)を下回っている可能性があります。この問題は設定メニュー内Textureタブ下の”unlock pool size”にチェックを入れることで軽減する可能性がありますが、パフォーマンスがより不安定になる可能性があります。

従来からの既知の不具合

• 試合終了後に、マップチェンジに伴う偶発的なクライアントのクラッシュが発生します。これはUE4のシームレスなマップ変更時のパーティクルクラッシュに起因するものです。現在修正方法を鋭意探索中です。
• 「幽霊乗員バグ」：車両に乗るとそのプレイヤーが永遠に席に座ったままになることがあります。高優先度で修正に当たっています。
• 「EACによる大量ディスコネクト問題」：試合終了後マップの切り替え時に、”Server Closed Connection”のメッセージとともにサーバー内の大多数のプレイヤーが切断されることがあります。現在EACと連携し修正に当たっています。
• 「FOBテレポートバグ」：FOBを解体中、一定範囲内のプレイヤーがFOB圏外までランダムな方向にテレポートします。
• 司令官: 司令官がUAVカメラを使用している時、司令官はローカル音声の送話マークが画面下に見えているのにも関わらず、ローカル音声を聞くことができません。周りのプレイヤーには司令官の声が聞こえます。加えて、UAVカメラを離れた時、司令官にはローカル音声が全てまとめて、送話後に送話者がその場を離れていたとしても、その送話が行われた地点から聞こえます。今後のアップデートにより修正される予定です。
• 車両リセット機能は現在ヘリコプターに対し動作しません。
• 車両リセット機能が木に近すぎる場所で使用された場合、車両を空中で静止させてしまう事があります。
• プレイヤーがラリーポイントでスポーンできないことがあります。これは多数のプレイヤーが同時にスポーンしようとしている場合に発生することがあります。今後のアップデートにより修正される予定です。
• サーバーの人口が多く、負荷が高い時に、サーバーのパフォーマンスが定期的に落ち込むことがあります。現在サーバーのパフォーマンス向上と最適化に継続して取り組んでいます。
• ATGMの飛翔体は射手とそれ以外のプレイヤーとの同期がずれて見えることがありますが、射手から見えているものが実際に同期された飛翔体となります。これは昔からの問題であり、この解決は現在長期的な開発目標となっています。
• ロード中にAlt-TabでSquadの外に出るとクライアントがフリーズします。今のところ、推奨される解決策は、Squadを”Borderless”モードで動作させることです。これはSettings -> Graphicsから変更できます。
• Squadが使うオーディオモジュールはゲーム開始時に初期化されます。もし起動時にマイクを接続していない、あるいは誤って切断したのち繋ぎなおすなどすると、再びマイクを使用するためにはSquadを再起動する必要があります。この不具合は修正にUE4.25へのアップグレードを必要とすると見られています。
• フルオート射撃時の効果音バグ：プレイヤーが短く射撃ボタンを押した場合、実際の発射数より多く発射したように聞こえます。これは将来のアップデートで修正されます。
• ほとんどの言語への翻訳が現在古くなっています。現在翻訳の必要なテキストを固めており、今後のリリースで完全な翻訳を実装する計画です。

ローカル・オフラインのバグと不具合(これらの優先度は現状低くなっています)

• ローカル・オフラインにおける司令官のバグ: 武装勢力・民兵の手持ちドローンは現在ローカル環境では移動しません。ローカル・オフライン環境の不具合は現状優先度が低くなっています。
• ローカル・オフラインにおける司令官のバグ: ローカルではUAVは飛行経路に沿って移動する代わりに一点に浮かびます。
• ローカル・オフラインにおける司令官のバグ: CASはローカル環境ではダメージを与えません。
• ローカル・オフラインにおける車両のバグ: Jensen’s Rangeにてオフラインでプレイする際、履帯、車輪、その他コンポーネントは破壊されません。
• ローカル・オフラインにおける武器ダメージのバグ: Jensen’s Rangeにてオフラインでプレイする際、歩兵と車両双方に対するダメージが正しくレプリケートされません。
• ローカル・オフラインにおけるスコープ付き設置武器のバグ: Jensen’s Rangeにてオフラインでプレイする際、スコープ付き設置武器のスコープを除いたまま離れると、再び乗り込んでスコープから目を離すまでスコープがプレイヤーのHUDに残ったままとなります。
  
  
  

原文はこちら
https://forums.joinsquad.com/discussion/186/squad-update-v2-7/